海老蔵「ひどくないですか」コロナ補償直訴で松竹と確執か
市川海老蔵(42)がコロナ禍に苦しむ歌舞伎役者の救済を求め、7月2日に松竹の迫本淳一社長に直訴したと発売中の「週刊文春」が報じている。
休演中の給与補償について、海老蔵らトップクラスはゼロ。看板に名前が載る役者が5割、ヒラの役者が8割補償で、大半の役者が困窮している状況を憂い「これでは生きていけない」と訴えたというのだ。
「連絡ないってひどくないですかね?」
この一件が影響してか、8月の歌舞伎に出演する心づもりでいた海老蔵が香盤から外れ、チケットの売れ行きもイマイチ。6月13日のブログには「8月の歌舞伎座は去年から4部制の最後を松竹さんから出る予定でスケジュール空けておいてと言われてましたが、今回なんの連絡もないんですよね。でもどうも8月歌舞伎座やるらしいです。それが本当で連絡ないってひどくないですかね?」とあり、以降のブログで稽古についての言及は減っている。しかも松竹初の「オンライン歌舞伎」は松本幸四郎の演出・出演で上映。松竹側の“海老蔵外し”が噂されているのだ。「本来ならアメブロ殿堂入り、ユーチューブも始め、ネット界で絶対的エースの海老蔵が先陣を切るべき。ましてや今年は歌舞伎界総出で団十郎襲名を控える海老蔵を担ぐ年なのに順序がおかしい」(歌舞伎関係者)という。
同誌の直撃に松竹の迫本社長は海老蔵の直訴に「前に進むべきだ」ということを言っていた、とコメントしつつ“海老蔵外し”は否定。芸能リポーターの川内天子氏がこう言う。
「チケットの売れ行きが芳しくないのは、都内の感染者数増や観客に高齢者が多いこともあり、一概には言えませんが、役者側も松竹側も一丸となっていないように感じられます。海老蔵さんが1人で直訴したことが事実なら、称賛に値する。しかし、コロナ禍は誰が悪いわけではなく、役者陣がまとまって嘆願する方法もあったのでは」
とはいえ、松竹にモノ申せるのは地位と実績があり、タレントとしてもガッチリ稼いでいる海老蔵だけ。責任重大だ。