映画初監督はるな愛 “伝説のゲイボーイ”を撮った気持ち

公開日: 更新日:

ママのお得意な“下ネタ”はかなり抑えめ(笑い)

 ーー2時間にわたったトークを30分に凝縮したそう。

「マイノリティーの世界に興味のない方でも見ていただきたいので、ママのお得意な“下ネタ”はかなり抑えめにしています(笑い)。本当は使いたかったんですけどね。三島由紀夫さんら有名人の方々との交流も泣く泣く削りました。ゲイが陰に隠れて生きなきゃいけない時代の大変さも面白い話に変えてしまう、90年培ったママの話術があふれています。お店のシャッターを開けるシーンではつい物腰が柔らかくなって……長年染み付いた所作も可愛いですね」

 ーー見どころは?

「若い俳優さんに“愛って何ですか?”って聞かれて、ママは“わかんないわよ! 今になっても、いくつになってもわかんない”って答えたんです。愛って生きるテーマだし、ママならではの人間の重みを感じました」

 ーー今後のビジョンは?

「子供の頃はいじめに遭ったこともありましたが、生きてこそたどり着いた道がここにあるので、今はボランティアを含め、世の中のためになることをしたい使命感に満ちています。仕事はタレント以外も幅広くチャレンジしたいし、自分の選択が良かったって満足して人生を終えたいと思います」

映画「mama」
 16日から大阪・シネ・ヌーヴォ、22日から京都みなみ会館で公開。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」