特捜9vs捜査一課長 “お決まり”でも高視聴率の2作品を解剖

公開日: 更新日:

 青柳に振り回されているようでサポートしている矢沢、若手らしい突っ走りでフレッシュな風を吹き込む新藤と、個性的なメンバーたちを温かい笑顔でまとめる主任の浅輪の姿に、「(渡瀬恒彦さんが主演した)前作の『警視庁捜査一課9係』の時は一番の若手だった浅輪さんの成長ぶりに目を細めてしまいます」と茂木氏は言う。

■ファンが待ちわびる捜査一課長のギャグパート

 一方、内藤剛志(65)演じる叩き上げの大岩純一・捜査一課長が仲間たちと東京で起こる事件を解決していく「警視庁・捜査一課長」。ファンが楽しみにしているのが「全員が大真面目に演じるギャグパート」だ。

「たとえば、体力を酷使する厳しい捜査ほど燃えるドM管理官が『板木望子(痛気持ちいい)』などと、名前からしてギャグ要素が入っています。毎回お約束の笹川刑事部長(本田博太郎)タイムも、突然登場していいことを言ったかと思えば、モジモジしだして慌てて公園のトイレに駆け込むという、今回も相変わらずの飛ばしっぷりでした」

 事件のカギとなる小道具も要チェックだ。初回は事件の被害者がよく買うというケーキが登場したのだがそれが高さ40センチ以上もありそうなタワーケーキ。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    松本人志「事実無根」から一転、提訴取り下げの背景…黒塗りされた“大物タレント”を守るため?

  2. 2

    島田洋七が松本人志復帰説を一蹴…「視聴者は笑えない」「“天才”と周囲が持ち上げすぎ」と苦言

  3. 3

    人気作の続編「民王R」「トラベルナース」が明暗を分けたワケ…テレ朝の“続編戦略”は1勝1敗

  4. 4

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  5. 5

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  1. 6

    松本人志が文春訴訟取り下げで失った「大切なもの」…焦点は復帰時期や謝罪会見ではない

  2. 7

    窪田正孝の人気を食っちゃった? NHK「宙わたる教室」金髪の小林虎之介が《心に刺さる》ファン増殖中

  3. 8

    井上真央ようやくかなった松本潤への“結婚お断り”宣言 これまで否定できなかった苦しい胸中

  4. 9

    菊川怜が選んだのはトロフィーワイフより母親…離婚で玉の輿7年半にピリオド、芸能界に返り咲き

  5. 10

    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇