特捜9vs捜査一課長 “お決まり”でも高視聴率の2作品を解剖
4月期もテレビ朝日系の刑事ドラマシリーズが安定の好発進を切った。毎週水曜夜9時台の「特捜9 season4」と「警視庁・捜査一課長season5」(毎週木曜夜8時)の視聴率が13%前後でほぼ拮抗。
井ノ原快彦(44)主演の「特捜9」は、浅輪直樹(井ノ原)×新藤亮(山田裕貴)、小宮山志保(羽田美智子)×村瀬健吾(津田寛治)、青柳靖(吹越満)×矢沢英明(田口浩正)という“特捜班”のメンバー3組のバディーで捜査を進める。それぞれのキャラが確立していて、信念を曲げないために意見がぶつかることも多いが、「長年培われてきた信頼感が伝わってくる」と刑事ドラマ好きコラムニストの茂木奈都氏は言う。
「魅力は何といっても特捜班メンバーの掛け合いです。中でもスタンドプレーの多い青柳さんと自信家の村瀬さんがよく火花を散らすんですが、最近はそれすらも楽しんでいるように見えてしまう。村瀬さんといえば、小宮山さんとの恋心が見え隠れする関係も見どころ。今回もマッチングアプリの話をする小宮山さんに村瀬さんが過剰に反応したりと、2人の進展を期待しているファンも少なくありません」