特異な芸風に秘めたハリウッドザコシショウの愛情と努力
「あのね、記憶ないんですよ、あの日(笑い)」(ハリウッドザコシショウ/テレビ東京「マヂカルクリエイターズ」5月17日放送)
今年、リニューアル開催した「R―1グランプリ」(フジテレビ)で大きな話題を集めたのは、審査員の顔ぶれだ。前年王者の野田クリスタルが入るなど一気に若返った中、驚いたのはハリウッドザコシショウ(47)がいたこと。
普段ハチャメチャな芸風で知られる彼が、どんなコメントを残すのか注目が集まっていた。しかし、放送時間の関係もあり、肝心の審査コメントはほとんど振られることがなかった。その日のことを笑って振り返ったのが今週の言葉だ。
「M―1グランプリ」(テレビ朝日)で優勝したマヂカルラブリーのネタが「漫才か、漫才じゃないか論争」を巻き起こしたことに際し、漫才の定義を聞かれると、ザコシはこう熱く答えた。
「漫才って、いろいろあるわけじゃん。ドツキ漫才とかしゃべくり漫才とか」「“漫才”だったら、しゃべくりじゃなくていいわけですよ。だから、マヂカルラブリーは絶対漫才」「あれは設定の中で暴れてるわけですよ。村上くんがいて制御してるわけだから、れっきとした漫才。しゃべくり漫才かって言われたら違うんですけれども、あれは漫才なわけですわ!」(「マヂカルクリエイターズ」2021年5月17日)