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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。「芸能界」というビジネスは、いかにして始まったのか。貴重な証言を収録した「芸能界誕生」(新潮新書)。伝説の番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」を基に描く青春群像ノンフィクションノベル「史上最大の木曜日 クイズっ子たちの青春記」(双葉社)。2つの最新著が絶賛発売中!

特異な芸風に秘めたハリウッドザコシショウの愛情と努力

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あのね、記憶ないんですよ、あの日(笑い)」(ハリウッドザコシショウ/テレビ東京「マヂカルクリエイターズ」5月17日放送)

 今年、リニューアル開催した「R―1グランプリ」(フジテレビ)で大きな話題を集めたのは、審査員の顔ぶれだ。前年王者の野田クリスタルが入るなど一気に若返った中、驚いたのはハリウッドザコシショウ(47)がいたこと。

 普段ハチャメチャな芸風で知られる彼が、どんなコメントを残すのか注目が集まっていた。しかし、放送時間の関係もあり、肝心の審査コメントはほとんど振られることがなかった。その日のことを笑って振り返ったのが今週の言葉だ。

「M―1グランプリ」(テレビ朝日)で優勝したマヂカルラブリーのネタが「漫才か、漫才じゃないか論争」を巻き起こしたことに際し、漫才の定義を聞かれると、ザコシはこう熱く答えた。

「漫才って、いろいろあるわけじゃん。ドツキ漫才とかしゃべくり漫才とか」「“漫才”だったら、しゃべくりじゃなくていいわけですよ。だから、マヂカルラブリーは絶対漫才」「あれは設定の中で暴れてるわけですよ。村上くんがいて制御してるわけだから、れっきとした漫才。しゃべくり漫才かって言われたら違うんですけれども、あれは漫才なわけですわ!」(「マヂカルクリエイターズ」2021年5月17日)

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