石原さとみ「結婚」でもキャラ変できず…北川景子との明暗
石原さとみ(34)の主演ドラマ「恋はDeepに」(日本テレビ系)が6月9日に終了した。昨年末に一般男性と結婚してから最初の主演作ということもあり、石原の新しい演技が見られるのではないかと、期待したファンも少なくなかったが、数字的には残念な結果に終わった。
「結婚前と結婚後では、ファンの女優への見方が変わります。そういう意味で石原にとってこのドラマは大切でした。ファンは彼女の“変化”を期待したのですが、石原は従来のイメージから脱却できませんでした。期待値が高かった分、失望も大きかった印象です」(芸能ライター・弘世一紀氏)
先日、星野源(40)と結婚した新垣結衣(33)も「演技がワンパターン」と言われ続けた女優だが、挑戦し続ける姿勢を好意的に受け止める人は多い。
「昨年のドラマ『親バカ青春白書』では初めて母親役を演じ、今年初めの『逃げるは恥だが役に立つ 新春スペシャル!!』では出産シーンに挑戦しました。そして、星野との結婚です。新垣が結婚後に初出演するNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』はハードルが高くなりますが、応援する人が多そうです」(弘世一紀氏)
「お似合いの夫婦」として共感を得られるか
もうひとり、「ワンパターン女優」といえば北川景子(34)の名前が挙がることが多かった。しかし、放送中の「リコカツ」(TBS系)では、コミカルとシリアス両方の演技で称賛されている。
「2016年にDAIGOと結婚したことで、北川はただのキレイな女優から変わりました。バラエティーなどで夫婦の私生活を語るうちに親近感の湧くコメディエンヌ的要素が加わったのです。『リコカツ』はまさに今の北川のイメージにピッタリハマったと言えるでしょう」(ドラマ制作関係者)
新垣と北川に共通しているのは、結婚相手が有名芸能人で、誰もが「お似合いの2人」と思えるカップルだということ。昨年末に結婚した松坂桃李(32)と戸田恵梨香(32)も同じタイプと言えるだろう。それに対し、石原の場合は少し違う。
「石原さんの結婚相手は一般男性ということで、当初は好意的に見られていました。しかし、東大卒のエリートサラリーマンで年収5000万円といった情報が次々に出てきて、親近感も湧かなければ相手の顔も見えず、セレブな印象だけが独り歩きしてしまった。そのくせ、相変わらずCMやバラエティー、イベントなどの露出は多い。結婚前と同じようなイメージを続けたいのかもしれませんが、同性から共感を得るのが難しいのでしょう」(民放ドラマディレクター)
最近、結婚を発表したカトパンこと加藤綾子(36)もしかり。夏菜(32)や新川優愛(27)といった一般男性と結婚した女性タレントも結婚によって好感度が上がることもなければ、仕事が増えるわけでもない。女優は結婚相手をしっかり選ばないと、人気をキープし続けることは難しい。