関東を代表するさまぁ~ず三村マサカズのツッコミに今も生き続ける伝説芸人の息吹
「俺は(村田)渚のツッコミを参考にさせてもらった」(三村マサカズ/テレビ朝日「お笑い実力刃」10月27日放送)
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さまぁ~ずの三村マサカズ(54)といえば、関東を代表するツッコミ芸人。現代の関東ツッコミの歴史は、三村から始まったと言っても過言ではない。しかし「最初は俺も大竹も、しゃべりが下手なんで、言葉数をいかに少なくするかを考えてコントをしてた。たとえば、大竹さんがボケたら“見る”というツッコミ」だったという。
それが舞台を重ねるうちに、シンプルな言葉で感情を伝えるツッコミへと変わっていった。その見本はいたのか、と聞かれて意外な人物の名を挙げた答えが今週の言葉だ。その人物こそ、さまぁ~ずの事務所の後輩にあたるフォークダンスDE成子坂の村田渚。35歳の若さで亡くなった「夭逝の天才」だ。
三村は以前も「後輩であり、ライバル」だった(日本テレビ「ザ・発言X」18年6月20日)と回想している。彼を高く評価するのは、三村だけではない。くりぃむしちゅーの有田哲平も「笑いに飢えてた。24時間笑いのことを考えてないといけないんだな」と、村田の姿勢を見て学んだと語り、上田晋也も「僕ら世代のトップランナーだったし、センセーショナルだった」と評す(同前)。