「受信料を返せ!」の声が聞こえる…NHK「紅白歌合戦」のお粗末
「今年の紅白ってどうなんですかね。あまり話題になりませんね」
「初めて聞く名前ばかりで、チンプンカンプン」
これが「紅白」についてのベテランTVリポーターの正直な反応。NHKは盛り上げる気があるのかないのか、その後も特別枠の発表などでパッとしたものがない。一年の掉尾、もっともお金をかけ、力を入れる看板番組にしてはお粗末。
そもそもNHKのトップが何もわかっていないんだから怒るのもバカらしいけど。今月2日に行った前田晃伸会長の会見でのコメントを聞いて脱力した。出演者について聞かれ「年寄りですからついていけません」。しかも、冗談めかして言ったとか。紅白どうでもいいわけだ。
一般企業なら、自社の最大の商品を売り出すのに、同じコメントをしたら「アウト!」、責任放棄で失職ものだ。「みなさまのNHK」の無責任体質、ここに極まったといっていい。中高年が安くない受信料をせっせと払っている中には、今年も紅白を見て鼻歌を歌いながら年を越したいと思っている人が大勢いるのに、トップがこれじゃね。「金返せ」の声が聞こえてきそう。