菅田将暉「ミスなか」ラスト2話からフジ月9の“第2次黄金期”が始まりそうだ

公開日: 更新日:

 その理由として、亀井氏は「圧倒的に魅力的な原作を丁寧に分かりやすく映像化できているし、各回のメインとなるゲストの役者さんの演技にも引き込まれる。ひと通り見て満足するだけでなく、録画や配信で繰り返し見たくなるようにできています」と指摘する。

 14日の第10話では、菅田演じる主人公“久能整”と、門脇麦(29)演じる“ライカ”のやり取りにしびれた視聴者が多かったようで、ネット上では〈門脇の演技が神がかってた〉〈原作を上回る出来〉などと絶賛する声が目立った。21日の第11話は、ドラマ序盤に登場して姿を消した、永山瑛太(39)演じる“犬堂我路”がメインのエピソードだけに、さらに盛り上がりそうだ。

 ちなみに「ミスなか」の次の月9は、2020年の「このミステリーがすごい!」大賞受賞作の「元彼の遺言状」(新川帆立著)のドラマ化で、綾瀬はるか(36)が月9初主演となる。

「『ミスなか』最終回から1週おいた4月11日スタートだけに、『元彼』はそのまま“上昇気流”に乗っかれるでしょう。加えて綾瀬さん、リーガルもの、といった世帯視聴率に有利な要素を確保しつつ、伏線を張り巡らせて録画や配信で何度も見たくなるような作りになりそうです。『ミスなか』のおかげで、月9の“第2次黄金期”も現実味を帯びてきた。90年代のブームは『東京ラブストーリー』など“純愛三部作”が火つけ役になりましたが、次は“ミステリー三部作”になるかもしれませんね」(テレビ誌ライター)

 もっとも4月期の月9は、ジャンルは異なるとはいえ、テレビ朝日の木9が木村拓哉(49)主演、TBS日曜劇場が二宮和也(38)主演と、ジャニーズの“大物”との対決になる。好調「ミスなか」のラスト2話の流れが、春ドラマ戦線に大いに影響しそうだ。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    平野紫耀から杉咲花に「翠ジンソーダ」キャラクターわずか1年でバトンタッチのナゾ…平野ファン大混乱

  2. 2

    小芝風花は大河「べらぼう」とBS時代劇「金と銀2」“NHK掛け持ちW主演”で大丈夫なの?

  3. 3

    自公維の「高校無償化」に慶応女子高の保護者が動揺? なぜだ?

  4. 4

    中村芝翫「同棲愛人と破局宣言」で三田寛子の夫婦関係はどうなる? “梨園の妻”の揺れる心中

  5. 5

    佐々木朗希「通訳なし」で気になる英語力…《山本由伸より話せる説》浮上のまさか

  1. 6

    大阪万博の目玉 344億円の巨大木造リングはほぼフィンランド産…「日本の森林再生のため」の嘘っぱち

  2. 7

    吉沢亮のアサヒビールだけじゃない!業界別CM「絶対NG」のタレントたち…ケンカ、運転事故、不倫はご法度

  3. 8

    開成合格でも渋幕に入学する学生が…強力なライバル校出現で揺らぐ唯一無二の存在

  4. 9

    【福井県おおい町】名田庄の自然薯そばと「大飯温泉」

  5. 10

    確率2%の抽選で10万円で永住権を手にした在米邦人が語る 7億円「トランプ・ゴールドカード」の価値