綾野剛「オールドルーキー」好発進も不安要素 “スポーツ馬鹿”の描き方にリスペクトなさすぎ
■アスリートを見下すような演出
「制作陣にとって一番の懸念となっていた綾野さんのネガティブなイメージは、綾野さんのさすがの演技力で払拭した印象です。それよりも、気になったのは5歳からサッカーしかしておらず、サッカー以外何もしてきていない“サッカー馬鹿”の主人公を見下すようなシーンが多く見られたことです。特にスポーツマネージメント会社『ビクトリー』が、日本代表にまでなった主人公に対し『商品価値がない』と言い放ったり、『何でもやる!』と土下座までして頼んでいるのに、一社員が鼻で笑ったり、軽くあしらうシーンもありました。『すべてのアスリートにリスペクト』という企業理念を掲げているのに、リスペクトがなさ過ぎます」(制作会社関係者)
高評価が続出したネットでも《サッカー日本代表に4回選ばれて、2ゴール決めた選手なのに扱い酷すぎない?》《J3とはいえチーム解散劇が唐突過ぎる》《J3にまで流れ着いた37歳の選手が自分のセカンドキャリアを一切考えていない人物造形には違和感》《Jリーグは選手のセカンドキャリアにも力を入れている》と、脚本と演出の詰めの甘さを指摘する声も見受けられた。