杏の「渡辺謙の娘」アピールは仏移住への覚悟の表れ 実母&不倫夫を断ち切り新天地で飛躍
元パリコレモデルで女優の杏(36)と、日本を代表する世界的俳優の渡辺謙(62)父娘が、初めてユーチューブ共演を果たした動画は、8月28日に公開されてから約2週間で再生回数1000万回に迫るほど大反響を呼んだ。杏はこの動画で、3人の子どもと愛犬1匹を連れてフランス移住することも発表。話題をさらったのはもちろん、長きにわたり不仲説が報じられてきた父娘が、自らツーショット動画を発信した事実が視聴者の興味をそそる大きなカギとなった。芸名でも渡辺姓を名乗らないほど父を拒否してきた杏が、なぜ今になって“世界の渡辺謙”が父であることを自らアピールするのか。
■多額の借金を抱えた母親と独立をめぐり裁判に
杏を駆け出しの頃から知るスポーツ紙記者は、父・謙との確執について語る。
「杏ちゃんの思春期は、ちょうど両親が離婚裁判していた時期(2002年ごろ)と重なります。母親は宗教にハマり多額の借金。これをきっかけに謙さんが離婚成立と親権を求めて裁判に。裁判では、母親が謙さんの共演女優9人もの名前を挙げ不倫疑惑を暴露して当時のワイドショーを賑わせました。彼女がモデルの仕事を始めたのも、高校の学費を自ら稼ぐため。両親の離婚を機に、多額の借金を抱えた母親側に自らの意思でついた杏ちゃんは、高校も中退してモデルとして稼ぐことに専念しました。裁判では謙さんが勝訴しましたが、杏ちゃんは母親の借金よりも父親の裏切りの方が許せなかった。以降、父との関係は長きにわたり断絶していたわけです」