宮沢りえ「鎌倉殿の13人」が代表作に!希代の悪女「りく」キャラ立ち演技で存在感際立つ
「まさか、この期に及んでおじけづいたとは言わせませんよ」と夫・時政(坂東彌十郎)に詰め寄るりく(宮沢りえ)。このりえの言葉に背筋が凍った視聴者も多かったのではないか。先週25日のNHK大河「鎌倉殿の13人」の「オンベレブンビンバ」のワンシーン。
さらに彌十郎が「りく、わしはもう望むものは何もない。わしにとって一番の宝はおまえじゃ。おまえの喜ぶ顔をそばで見られたら、それで満足。あとは何もいらん」と言うと、「だったら、もっとりくを喜ばせてくださいな。りくは強欲にございます」と妖艶にほほ笑むーー。
時政とりくの謀略により、2つに分かれる北条家。なんとも切ない回となった。視聴率は12.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と前週の12.4%から微増。ここにきて宮沢演じるりくの存在感が増している。
宮沢りえは11歳でデビュー、雑誌のモデルを経て、CM「三井のリハウス」の初代リハウスガール・白鳥麗子として注目を集めた。マネジャーでもあった母・光子(通称りえママ)とは二人三脚で18歳の時に出したヌード写真集「Santa Fe」も、りえママの一声で決まったといわれた。貴乃花との婚約解消以降、激ヤセ、拒食症などといったマイナス面ばかり報道されたが、映画「たそがれ清兵衛」「父と暮せば」で主演、数々の映画賞を受賞するなど女優として開眼し、舞台にはコンスタントに出演し、舞台女優として演技力を磨いてきたというのがプロフィルだ。