徳光和夫は居眠りでギャラも視聴率も稼ぐ テレ朝「路線バスで寄り道の旅」の舞台裏

公開日: 更新日:

「一行が巡るルートはタイムスケジュールをきっちり詰めて、バス会社に『いついつの何時のバスに、どこからどこまで乗りますので、よろしくお願いします』と、収録の許可を取ります。バス会社はその時刻前後に運行する2、3人の運転手に、乗務前に『徳光さんたちが、ここの停留所から乗るかもしれない』と知らせるようですね。乗車料金は一人一人払って降りていくそうです」(テレビ番組制作会社ディレクター)

 レギュラー化してからすでに7年半。出演者も番組スタイルもまったく同じまま続いているのは、そこそこの視聴率を稼ぎながら、制作費も手間もかからない番組だからだ。徳光のギャラも、黒柳徹子に言わせると「居眠りをしてお金が稼げるのは、この方(徳光)とパンダだけ」というくらいだし、そもそも本業の司会じゃないから高くない。失礼ながら、田中律子のギャラは安そうだし、毎回のゲストもトップクラスは出てこない。あとは、バスの運賃と寄り道で購入したまんじゅうなどの代金や町食堂での昼食代くらいである。バスをチャーターするときもあるが、運転手付きで1台1日10万円程度だ。


 収録も徳さんたちをカメラで追いかけていればいい。道行く人が声をかけてくれ、それに徳光が上手に絡むから、わざとらしい演出はかえって邪魔になる。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    松本人志「事実無根」から一転、提訴取り下げの背景…黒塗りされた“大物タレント”を守るため?

  2. 2

    島田洋七が松本人志復帰説を一蹴…「視聴者は笑えない」「“天才”と周囲が持ち上げすぎ」と苦言

  3. 3

    人気作の続編「民王R」「トラベルナース」が明暗を分けたワケ…テレ朝の“続編戦略”は1勝1敗

  4. 4

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  5. 5

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  1. 6

    松本人志が文春訴訟取り下げで失った「大切なもの」…焦点は復帰時期や謝罪会見ではない

  2. 7

    窪田正孝の人気を食っちゃった? NHK「宙わたる教室」金髪の小林虎之介が《心に刺さる》ファン増殖中

  3. 8

    井上真央ようやくかなった松本潤への“結婚お断り”宣言 これまで否定できなかった苦しい胸中

  4. 9

    菊川怜が選んだのはトロフィーワイフより母親…離婚で玉の輿7年半にピリオド、芸能界に返り咲き

  5. 10

    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇