仲本工事さんの代名詞「体操コーナー」と“控えめ素顔”秘話…「全員集合」関係者が明かす
タレントの仲本工事さん(享年81・本名=興喜)が、交通事故による急性硬膜下血腫で19日夜、他界してしまったことに、各界から悲しみの声があがっている。
仲本さんは、18日午前9時ごろ、神奈川県横浜市西区の路上で信号機のない道路を横断したところを、直進してきたワゴン車にはねられ、頭を強く打ち重傷に。救急搬送された病院で緊急手術が行われたが、治療もむなしく、帰らぬ人となってしまった。
仲本さんは、1965年、学習院大学でバンド活動をしていた23歳のとき、いかりや長介さんにスカウトされザ・ドリフターズに加入。ドリフが前座を務めたビートルズの日本武道館公演(1966年)のボーカルを務めた。
「8時だョ!全員集合」や「ドリフ大爆笑」などドリフターズの国民的人気バラエティー番組にも出演。その後は俳優業にも進出し「水戸黄門」「テセウスの船」などドラマに出演する傍ら、メンバーの高木ブー(89)、加藤茶(79)と「こぶ茶バンド」を結成し、アイドルグループ「ももいろクローバーZ」とのコラボ活動も展開。2020年には、自身の公式ユーチューブチャンネルも開設するなど、精力的に活動していた。
「全員集合」における仲本さんといえば、高校時代に体操部に所属していた身体能力を生かした肉体派でキレのあるコントでの役柄や、志村けんさんと組んだ「ジャンケン決闘」などが印象に残るが、中でも代名詞となったのは「体操コーナー」だろう。