「市川団十郎」襲名披露興行が大苦戦…チケット売り上げ不調報道の背景にあるもの
■「プペル」の二の舞も
「ファンクラブ会員のようなライトなファンは気移りが激しい。象徴的な例が西野亮廣さん原作の新作歌舞伎『プペル~天明の護美人間~』だったと思います。プペル人気がピークを過ぎていたことや歌舞伎との相性などさまざまな事情が重なり見込んでいたほどの集客が得られなかった。一方、古くからの歌舞伎ファンもこのコロナ禍で役者を冷静に見る目が備わり、厳選して観劇するようになってきている。ひいき筋もコロナで離れ、ここ数年のスキャンダルで離れと2段階で減り、松竹とも確執が報じられ、応援する側もトーンダウン。団十郎さんもひいき筋と松竹の底力を痛感されているのでは」
7日には、口上が500円で有料配信されるなど新たな試みもあるが……プペルの二の舞いは避けたいところだろう。