海老蔵やっとの襲名披露にシラケムード…ああ見えて「ビジネスに疎い」と歌舞伎関係者
「この2年間……団十郎という存在を考える時間ができたということは幸せだった」と語ったのは、11月に襲名披露を控える市川海老蔵(44)。晴れて興行日程も決まり、順風満帆かと思いきや、聞こえてくるのは賛否というより“否”の声ばかりである。
■襲名披露を前に問題山積 ビジネスライクな口上に?
興行は本来3カ月のところが2カ月に短縮。その背景には近年のSNSナンパ、義姉の暴露などに加えて、「プペル」などオリジナル歌舞伎に傾倒し歌舞伎座出演が極端に少ないこと、また、稽古嫌いで、古典を軽んじる傾向などから片岡仁左衛門(78)、坂東玉三郎(72)ら、幹部俳優が12月の京都・南座の顔見世興行を理由に襲名披露興行に出演しないのではないかとも報じられている。
「中村勘三郎さんや松本白鸚さんの襲名披露のように皆が盛り上げようという雰囲気にはなっていない。口上がビジネスライクに淡々と終わるのではといわれています」(歌舞伎関係者)
芸能文化評論家の肥留間正明氏がこう言う。