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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

綾野剛×佐久間由衣 土屋太鳳×片寄涼太…共演きっかけ交際→結婚は、やはり芸能界の王道

公開日: 更新日:

 昨年大みそかのNHK紅白歌合戦」の平均世帯視聴率は35.3%(第2部=関東地区・ビデオリサーチ調べ)だった。メディアは「ワースト2位」とことさら強調するように報じた。確かに、過去の数字と比べれば視聴率は下降線。平成は40%台だったのが令和になると30%台と落ち方は顕著だが、同じ商品の価格を昔と今を比べて「高くなった」と言っているようなものだ。時代が違う。テレビ離れが進む時代に単発の番組で30%を超える視聴率は五輪やサッカーワールドカップぐらい。ドラマなど2桁超えればヒットのレッテルが貼られる時代に30%台は評すべきだろう。

 今回の紅白はレジェンド歌手の出演など話題豊富だったが、終わってみれば司会を務めた橋本環奈が話題をさらった。23歳で初の司会。ミスもなく落ち着いていた。脱線しそうな司会の大泉洋を制する余裕もあり、ベテラン局アナのようでもあった。「司会者としても無限の可能性がある」と絶賛する声も上がっているが、完璧過ぎて面白みには欠けたと思う。

 過去、綾瀬はるか有村架純が初司会をした時は噛んだりした。それが自然でミスした表情も「可愛い」と見る人を喜ばせた。橋本にミスはなかったが、アドリブらしきものもなかった。ニュース番組ならともかく、娯楽番組には大泉のようにアドリブも必要。橋本にそこまでの余裕はなかったのかもしれない。仮に橋本が脱線しても、元に戻す役割としてNHKの局アナが必ずサポートしている。今回は桑子真帆アナだったが、橋本にお株を奪われすっかり影は薄かった。

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