鈴木おさむ氏は“地雷”を踏んだか…小説で明かした「SMAP解散の真相」の余波
18日で、日本中を震撼させた国民的アイドルグループ「SMAP」の解散騒動から7年目を迎える。
昨年末、大きな話題を呼んだのが、「文藝春秋」(2023年1月号)に掲載された「SMAPのいちばん長い日ーー“公開謝罪番組”担当の放送作家が描く崩壊と再生」という副題がついた、人気放送作家・鈴木おさむ氏の小説「20160118」だ。
この小説についてはSMAPファンのみならず、多くのジャニーズファンの間で話題にのぼったが、さまざまな意見が飛び交ったのは、もっぱらSNS上に限られた印象だ。
「鈴木氏が放送作家として携わっていた、フジテレビのバラエティ番組『SMAP×SMAP』に端を発するSMAP解散騒動の真相について小説で知ったSMAPファンだけでなく、退所騒動で揺れたKing & Princeファンからも、ジャニーズ批判が巻き起こった。ジャニーズ事務所は、副社長だった滝沢秀明氏(40)の退社とキンプリにメンバー3人のグループ脱退&退所にまつわる記事を掲載した『週刊文春』を名誉棄損で告訴。鈴木氏の小説を発表したのは、くしくもジャニーズ事務所の宿敵である文藝春秋の月刊誌でした」(芸能ライター)
一方、この小説についてジャニーズ事務所と関係が深いメディアほど、沈黙を守り続けた。あれから年が明け、“SMAP解散騒動の舞台裏”を明らかにした小説が、各所にどんな影響を及ぼしているのか。
大手芸能プロダクション幹部はこう話す。
「ジャニーズの藤島ジュリー景子社長は鈴木氏の小説について一切コメントを出していません。しかし、母親であるメリー喜多川さんの名誉も傷つけた内容だったため、鈴木氏への怒りは容易に想像できます」
鈴木氏の所属事務所「スマイルカンパニー」の社長を務めた小杉理宇造氏は、かつて故・メリー喜多川氏の腹心で、SMAP解散騒動に関与していたといわれる人物だ。そのため、鈴木氏の小説発表は、「パンドラの箱を開けただけでなく、地雷を踏んでしまったのではないか」と鈴木氏を心配する声があがっていたのだ。