「タモリ倶楽部」終了決定で「ブラタモリ」充実が期待できるワケ いいとも終了時に好例が

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 深夜番組「タモリ倶楽部」(テレビ朝日系)の3月末での終了が2月22日、発表された。1982年10月に放送が始まった同番組は、その放送回ごとのニッチな特集が人気を呼び、2022年10月には40周年を迎えていた。終了の理由は、番組40周年を区切りにするというものだが、ネット上には《40年もかー タモリ倶楽部だけはもう少し続いてほしかったなぁ》といった、番組終了決定を嘆く声が続々と上がっている。

 早くも「タモリ倶楽部ロス」が拡大しているわけだが、視聴者にとって番組終了はマイナスばかりではないとする声もある。なんでも、「ブラタモリ」(NHK総合)の放送内容が充実する可能性があるというのだ。

 同番組は2008年のパイロット版に始まり、09年からは不定期ながら複数のシーズンでレギュラー放送されており、22年度の現在は15年4月から続く第4シーズンが放送されているが、テレビ局関係者はブラタモリの歴史とタモリ(77)の去就を絡めつつ、こう指摘する。

「2014年3月末で『笑っていいとも!』が終了する前と後のブラタモリの内容を比較してみると、12年4月までに放送された、いいとも終了前の『ブラタモリ』第3シーズンまではロケ地がほとんど東京23区内だったのに対し、いいとも終了後となる同第4シーズンからは、ロケ地が全国に広がりました。となると……今後はタモリさんの活動範囲がさらに広がり、海外ロケなんかも頻繁にこなすようになるかもしれません」

 2019年には同番組初となる海外ロケでタモリがローマとパリを旅する姿が放送されたが、ブラタモリの海外ロケが増えるという展開に期待しつつ、タモリ倶楽部の最終回を見届けたいものである。

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