「R-1」出来レース疑惑にエントリーNO.の謎…だから“夢がない”といわれるグダグダの大会運営

公開日: 更新日:

 先日行われた「R-1グランプリ2023」(関西テレビ、フジテレビ系)で、“ヤラセ疑惑”が浮上している問題。1番手の芸人「Yes!アキト」の得点が表示される際、まだネタを見せていない田津原理音(29)の点数が、「田津原理音470点」と一瞬表示され、その後、田津原が実際に470点で優勝したことから、ヤラセを疑う声が上がっていた。

 関西テレビは、3月6日、「得点データが誤表示された件に関して」として、公式サイトで声明を発表した。声明では、これは「本番前に行った得点発表のリハーサル内の動作確認において使用した、仮のデータ『田津原理音470点』が、システム上に残っていたことに起因するもの」と説明。それがシステムエラーにより一瞬映し出されてしまったものだという。

 実際の田津原の得点と合致したのは「完全なる偶然」で、制作側の不手際であるとして、「大会の真正性が疑われるような事実は一切ない」と説明している。

 さるキー局バラエティー番組関係者はこう話す。

「リハでは仮の数字を表示させて、一通り段取りを確認するので、これはそれが表示されてしまったミスであることは間違いないでしょう。もしヤラセや出来レースを本当にやろうとしたら、うるさがたの審査員や最低限の番組スタッフを巻き込まなくてはならない。このSNSの時代、そんなことをしたら絶対にバレます。バレたら、番組どころか、局の社長のクビが飛びますよ。局にしろ、吉本興業にしろ、そこまでのリスクを負って田津原を優勝させるメリットはどこにもないはずで、ヤラセではないと断言できます」

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    「かなり時代錯誤な」と発言したフジ渡辺和洋アナに「どの口が!」の声 コンパニオンと職場で“ゲス不倫”の過去

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    「よしもと中堅芸人」がオンカジ書類送検で大量離脱…“一番もったいない”と関係者が嘆く芸人は?

  1. 6

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 7

    入場まで2時間待ち!大阪万博テストランを視察した地元市議が惨状訴える…協会はメディア取材認めず

  3. 8

    米国で国産米が5キロ3000円で売られているナゾ…備蓄米放出後も店頭在庫は枯渇状態なのに

  4. 9

    うつ病で参議員を3カ月で辞職…水道橋博士さんが語るノンビリ銭湯生活と政治への関心

  5. 10

    巨人本拠地3連敗の裏に「頭脳流出」…投手陣が不安視していた開幕前からの懸念が現実に