モダンタイムスがG-1グランプリ優勝 結成22年“地下芸人界のカリスマ”が魅せた地肩の強さ
芸歴15年以上の芸人によるお笑いショーレース「G-1グランプリ2023」の決勝戦が、16日、イイノホール(東京・霞が関)で開催され、お笑いコンビの「モダンタイムス」(としみつ=44、川崎誠=44)が優勝。テレビ放送のないこの手の賞レースでは異例の賞金300万円を手にした。
昨年に続き、2回目となる今大会。「G-1」のGは“崖っぷちのG”。くすぶり続けた芸人にスポットを当てた大会で、会場には約300人のお笑いファンが詰めかけた。
大会発起人は元芸人(お笑いコンビ「ツインカム」)の島根定義。司会は、アンジャッシュの渡部建と島根が務めた。オープニングでは、島根が「崖っぷちと言ったら優勝は本当は渡部さんなんですけどね」と言えば、「ぶっちぎりでしょうね」(渡部)と言って自虐ネタで笑わせ、さらに、渡部がスタート時間に遅れたことや、審査員の一人(DJ社長)が体調不良で欠席したことをわびるたびに、島根が「おわびするのはそれだけですか?」とイジり倒し、「例の件では本当に失礼いたしました」(渡部)と頭を下げて、会場を沸かせた。
1月から行われた予選を経て決勝戦に進出したのは、ふとっちょ☆カウボーイ、ムートン伊藤、ななめ。45、藤波かよ子、下町ミュンスター、モダンタイムス、イヌコネクションの7組。4人の審査員(放送作家の鈴木おさむ、演出家のマッコイ斎藤、ユーチューブ「街録ch」の三谷三四郎、テレビプロデューサーの明松功)の全員が満点を付け、大差で優勝したのがモダンタイムスだった。