とにかく明るい安村“奇跡のV字回復”を生んだ「開き直り」の強み 凱旋会見でも気負いゼロ

公開日: 更新日:

 と経緯を明かした。さまざまな部分で追い風が吹いた。まず、「I'm wearing」のあとに英文法的には「PANTS」が入らなければいけないのだが、その寸足らずな英語が審査員に「パーンツ!」と言わしめ、会場が一斉に「パーンツ!」と言う、新たなアクションが付け加わった。言葉の壁についてどんな工夫をしていたか質問されると、

「僕のネタはあんまり言葉は関係ないので、やりやすかったです。英語は中学英語で止まっているので、審査員の方が何を言っているのかワケがわからなかったです。ポーズでごまかしました」

 とコメント。その後の海外オファーも「無視してやりました」と終始気負いなく、偶然の産物的要素が強かった。

■「開き直ったら世界に通用すると実証」

 安村といえば、2015年に同ネタでブレークするも、翌16年に不倫が報じられ、収録済みのテレビ、CMがお蔵入り。決まっていた30本以上の営業の仕事が泡と消え、不倫で失敗した先生として「しくじり先生 俺みたいになるな!!」(テレビ朝日系)にも出演。あのまま行けばMC席に行けたはず、と語っていたことも。最近、有吉弘行がMCをつとめる番組に起用され、低迷期を脱しつつあるところだった。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 2

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  3. 3

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  4. 4

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  5. 5

    阪神・藤川監督が酔っぱらって口を衝いた打倒巨人「怪気炎」→掲載自粛要請で幻に

  1. 6

    巨人・小林誠司に“再婚相手”見つかった? 阿部監督が思い描く「田中将大復活」への青写真

  2. 7

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差

  3. 8

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  4. 9

    フジテレビを救うのは経歴ピカピカの社外取締役ではなく“営業の猛者”と呼ばれる女性プロパーか?

  5. 10

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された