「ばらかもん」&「ハヤブサ消防団」 “田舎暮らし”描いた夏ドラマの美しい海や里村はどこに?
新型コロナ騒動でリモートワークが広がったからということでもないだろうが、「田舎暮らし」の夏ドラマが2本並んだ。
「ばらかもん」(フジテレビ系)と「ハヤブサ消防団」(テレビ朝日系)。「ばらかもん」は嘱望されている若き書道家・半田清舟(杉野遥亮)、「ハヤブサ消防団」は人気ミステリー作家・三馬太郎(中村倫也)が、都会の人間関係に疲れ、仕事にも行き詰まって、田舎で“自分探し”をする物語である。かなりベタな設定なのだけれど、クソ暑い夏には、わかりやすいこんなドラマをボーッと見ているのがいいかもしれない。
その田舎は、「ばらかもん」は長崎の五島列島・福江島の海辺、「ハヤブサ消防団」は岐阜県中南部の加茂郡の山あいということになっている。
五島の海はキラキラ光り、奥美濃の里村は緑と水が豊かで、その美しさもドラマのポイントなのだが、毎話、出演者やスタッフを送り込んでロケ撮影というのは、時間的にも費用的にもとても無理だ。そこで、海や山のロングショットと主要シーンを現地でまとめて撮って、あとは東京から近い似たようなロケーションで撮影ということになる。
実は、2つのドラマのもうひとつの楽しみ方は、その関東のロケ地巡りである。