「ばらかもん」&「ハヤブサ消防団」 “田舎暮らし”描いた夏ドラマの美しい海や里村はどこに?
夏休みに行きたいロケ地巡り
「ばらかもん」が撮影されているのは千葉・勝浦。
第4話で船体に船名を書いた港は「鵜原漁港」、第3話で半田がタイを釣り損ねた防波堤は「豊浜漁港」だ。
勝浦は古くから漁業の町で、海浜リゾートとしても人気が高い。朝市や担々麺が有名だが、災害級の猛暑の今年は、「観測史上、猛暑日なし」という涼しさがワイドショーなどでたびたび取り上げられている。
「ハヤブサ消防団」の撮影は群馬県富岡市や甘楽郡で行われている。
三馬が車の運転席でソフトクリームをなめるのは「道の駅しもにた」、消防団員が集まる居酒屋「さんかく」の外観は、現在はリニューアル中だが相野田農産物直売センター、怪しげな住職のいる光鶏山随明寺は妙義山が近い陽雲寺である。
富岡は言うまでもなく世界遺産の製糸場、甘楽には日本最初の西洋式牧場「神津牧場」があったりする。
「外房はいま海水浴・サーフィンシーズンですが、勝浦はその真ん中に位置し、リゾート施設もお店も地中海っぽい。もちろん魚はおいしいですよ。富岡・甘楽は軽井沢へ向かう途中です。どちらも都心から電車でも車でも2時間ほどで、寄り道スポット、日帰りスポットとしてオススメですね」(旅・散歩サイト編集長)
では、肝心のドラマの面白さはどうなのか。
テレビ情報誌デスクは「『ばらかもん』は若い人向きの定番の成長物語、『ハヤブサ』は池井戸潤の小説が原作だけあって、旧統一協会のような新興宗教や開発利権が絡んだりして、ストーリーは凝ってます。実は、紅一点の川口春奈がとんでもない食わせ者だったんです。ドラマとしてはこちらが上かな」と笑う。
ドラマは中盤に入り、このお盆休みにロケ地で結末を考察なんていうのもいいかもしれない。
(コラムニスト・海原かみな)