小椋佳さんはいじられてもニコニコ…ここだけの話、ドMだと思うわ(笑)
小椋佳の巻
私事ではありますが、10月にファイナルコンサートを行います。
芸能生活53年目って中途半端なタイミングだけど、もともとそういうことにはこだわらないのがアタシの流儀。詳しくは改めてお知らせいたしますが、アタシのホームページをご覧いただければ分かりますので、ぜひ!
サプライズゲストが誰かは当日のお楽しみですけど、スペシャルゲストとしておふた方に出演をお願いしています。ひとりは宇崎竜童さん。もうひとりが今回、ご登場いただく小椋佳さんです。
小椋佳さんはアタシと同じ1971年に歌手デビューされました。最初はフォークソング系でしたよね。アタシもそのころはそんなに気になる存在ではなかったんですけど、75年に布施明さんの「シクラメンのかほり」が大ヒット。それから小椋佳って何者だってことになって、アタシたちも意識するようになったんです。元々は銀行マンだったらしいって。
そしたらいい曲がたくさんあるわけ。あの曲も小椋さん、この曲も小椋さんみたいな。それもジャンルを問わず。で、何年かして、経緯ははっきりしないんですけど、小椋さんに事務所を介してアタシ用の曲をお願いしたんです。そしたら「倉庫にしまってあったホコリかぶった曲から引っ張り出しますね」って、面と向かって事務所のスタッフに言ったんですって(笑)。もちろん冗談なんですけど、イメージと違って、面白い人なんだなって。その曲が83年にリリースされた「泣かせて」。深い詞を淡々と歌う。まさに小椋さんの世界でした。この曲でこの年の紅白に出場できたんですから、アタシにとっては忘れられない曲です。