NHK「どうする家康」…ジャニーズ4人出演の“メルヘン大河”でも視聴率10%キープのナゾ

公開日: 更新日:

 最終回まで3カ月を切ったNHK大河ドラマ「どうする家康」。ジャニーズ事務所が性加害問題の対応に追われる中で、主演を務める嵐・松本潤(40)や、織田信長を演じた岡田准一(42)だけでなく、家康の異父弟・久松源三郎勝俊役を演じたなにわ男子・長尾謙杜(21)や終盤のキーパーソン・豊臣秀頼役のジャニーズJr.内のグループ「HiHi Jets」の作間龍斗(20)ら若手を含むジャニーズタレントが4人も起用されたことに厳しい目が向けられている。

 さらに“メルヘン大河”と評されるほど、史実と大きくかけ離れた新解釈が度々話題になり、特に第24回「築山へ集え!」では、瀬名の「戦を終わらせよう」という思いに共鳴したが家康や徳川家臣団、武田家によって、家康と勝頼は戦場で対峙してもお互いに空砲を撃ち合い戦っているフリをして信長を欺いたという場面が描かれ、史実を重んじる大河ファンから批判の声が上がっていた。

 しかしその後、ヤマ場として期待されていた第28話「本能寺の変」(7月23日放送)や家康の生涯で最大のピンチといわれている伊賀越えを描いた第29回「伊賀を越えろ!」(7月30日放送)の放送があったことで、視聴者が大きく離れることはなく、話題性が持続していたため視聴率もそれぞれ12%、11%と回復したが、「新たなる覇者」(8月6日放送)では、ついに9%台まで視聴率が減少した(いずれも関東地区、ビデオリサーチ調べ)。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    松本人志「事実無根」から一転、提訴取り下げの背景…黒塗りされた“大物タレント”を守るため?

  2. 2

    島田洋七が松本人志復帰説を一蹴…「視聴者は笑えない」「“天才”と周囲が持ち上げすぎ」と苦言

  3. 3

    人気作の続編「民王R」「トラベルナース」が明暗を分けたワケ…テレ朝の“続編戦略”は1勝1敗

  4. 4

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  5. 5

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  1. 6

    松本人志が文春訴訟取り下げで失った「大切なもの」…焦点は復帰時期や謝罪会見ではない

  2. 7

    窪田正孝の人気を食っちゃった? NHK「宙わたる教室」金髪の小林虎之介が《心に刺さる》ファン増殖中

  3. 8

    井上真央ようやくかなった松本潤への“結婚お断り”宣言 これまで否定できなかった苦しい胸中

  4. 9

    菊川怜が選んだのはトロフィーワイフより母親…離婚で玉の輿7年半にピリオド、芸能界に返り咲き

  5. 10

    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇