「どうする家康」秀吉の“狂気”演じたムロツヨシ 《これだけ頑張れば腹膜炎になるわな》SNSにお見舞い相次ぐ
「どうする家康」は、ついに豊臣秀吉(ムロツヨシ)に絶命の時がきた。秀吉と茶々の間に秀頼が生まれたあと、家康(松本潤)の説得により、明国との和睦を決めたが、石田三成(中村七之助)たちが結んだ和議が嘘とわかると、激怒した爺秀吉は、朝鮮へ再度兵を差し向けると宣言し“暴走老人”となった。
藤吉郎役で登場したどこか愛嬌のある秀吉はどこへ消えたのか、太閤殿下の老後は血と権力に飢えてしまった。人心掌握を武器にして田舎者から成り上がり、狂気に満ちた天下人となるまで、ムロツヨシは見事に演じきった。
最期となった松潤家康との鬼気迫るクライマックスシーンは、2人から目が離せなかったが、ムロツヨシ自身のSNSで、本番撮影の前に松本潤からのオファーがあり、監督の許可を得て家で稽古をしたと語っている。
死に際で死んだふりの猿芝居をした秀吉に、家康は「大嫌いじゃ!」と幼稚な態度。それに対して 秀吉は「おめぇさんが好きだったに」とお茶目に返した場面では、信長に仕えた2人の歴史が巡り、2人にしか分からない間柄が表現されたようにみえた。ムロツヨシは、先週11日にドラマ撮影中に腹部の痛みを訴え、腹膜炎で入院中だが「秀吉はくたばるけど、 ムロツヨシはくたばらない!」と自らSNSで語り順調に回復している様子だ。