ガーシー被告の裁判にカウアン・オカモト氏が出廷した意味…証言はどこまで考慮される?
動画サイトで俳優の綾野剛(41)らを繰り返し脅迫したとして、暴力行為法違反(常習的脅迫)と証人威迫などの罪に問われた前参院議員ガーシー(本名・東谷義和)被告(52)の第2回公判が30日、東京地裁(佐伯恒治裁判長)で行われ、被告の母親(77)、歌手のカウアン・オカモト氏(27)が出廷した。
気になるカウアン氏とガーシーのつながりだが、昨年11月3日に被告の有料オンラインサロンで配信されたコラボ動画で、元ジャニーズJr.だったカウアン氏が初めてジャニーズ在籍時に旧ジャニーズ事務所の創業者である故ジャニー喜多川氏から性加害を受けていたことを告白したことが発端だ。
■「脅迫は許されないが」
法廷でカウアン氏はジャニー氏の問題がここまで大きくなったのには被告の功績があることを指摘し、「脅迫は許されないが、救われた人、勇気をもらった人も多いと思う。違う形でエンタメを届けてほしい」と述べた。
「弁護側としては、被告の動画は脅迫してばかりではなく、ジャニー氏の性加害問題を最初に告発した社会的功績があったこともアピールしたかったのでしょう。とはいえ、裁判の争点は脅迫の常習性。カウアン氏の証言がどこまで考慮されるかはわかりません」(司法担当記者)
12月21日の次回公判では被告人質問が行われる。