著者のコラム一覧
てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。「芸能界」というビジネスは、いかにして始まったのか。貴重な証言を収録した「芸能界誕生」(新潮新書)。伝説の番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」を基に描く青春群像ノンフィクションノベル「史上最大の木曜日 クイズっ子たちの青春記」(双葉社)。2つの最新著が絶賛発売中!

常識を壊し一線を飛び越える 見取り図リリー憧れの「とんねるず」イズム

公開日: 更新日:

 リリーは特に木梨憲武の大ファン。中学の頃、「誰に生まれ変わりたい?」という話題になった際に、「ノリさん」と答えていたほど(日本テレビ系「おしゃれクリップ」2022年5月29日)。そんなリリーが初めて木梨と対面したのは、21年7月24日の「土曜朝6時 木梨の会」(TBSラジオ)だった。

 収録後は「もうすぐ東京住むんだろ? じゃあ東京を教えてやるよ」と言われ、東京案内もしてもらったという。その時の興奮を「マジでスゴかった」「一番芸能界を感じたな」(YouTube「見取り図ディスカバリーチャンネル」21年8月4日)と振り返っている。その後も木梨に可愛がられ、木梨の紹介でそれまでの家賃の約7倍の麻布十番の部屋も借りた。

「Road to Nori 憲への道」(同前)という夢ができたというリリー。芸人の仕事を嫌いになりたくないから「嫌なことはやらんとこう」と思うと言って、こう続ける。

「好きなことをやったらいいと思うんです。『芸人がほかのことするな』とかそういうことを言って、なにもしてない人が一番芸人じゃない気がする」(シンコーミュージック「OWARAI AND READ 003」22年5月20日発売)

 リリーには、常識を壊して何かをやってくれそうな規格外のオーラが漂っている。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動