理想の芸人像を投影 「戦友」ザコシショウに対するケンコバの狂った愛情
とは言っても、ケンコバの中でザコシショウは何度となく“死”んで、そして「絶縁」している。例えばザコシショウが、2016年に念願の「R-1ぐらんぷり(現・グランプリ)」(フジテレビ系)で優勝したとき。涙を浮かべながら「バカクソうれしいです!」と言う姿を見て「コイツ終わった」と思い、「関係を清算させていただきました」(MBSラジオ「アッパレやってまーす!水曜日」23年3月15日)と言い放った。
若手時代の自分たちだったら、賞金500万円のボードを奪ってスポンサーをぶん殴り、止めに来るであろう司会の蛍原にドロップキックを決めていたと。ザコシが生来持つ真面目な部分が見えると、愛情たっぷりにイジり倒すのが常だ。
ザコシショウはお金に余裕ができても、車は買わない。なぜなら、事故を起こしてしまったら「終わり」だから。
「ずっと、お笑い芸人をやっていたいから。学生のときから、お笑い芸人をやろうと思っていて、やっとなれたんですよ。絶対に手放したくないよ!」(フジテレビ系「トークィーンズ」23年10月12日)