“盲目のピン芸人”濱田祐太郎の街ブラ番組「ブラリモウドク」 健常者には見えない“死角”が見えている

公開日: 更新日:

「R-1ぐらんぷり2018」の優勝者でもある、視覚障害のある毒舌のピン芸人、濱田祐太郎(34)と藤崎マーケット・トキ(39)による街ブラ番組「濱田祐太郎のブラリモウドク」(ABCテレビ・6月29日放送)が面白い。

 同番組は毎回違ったゲストが登場し、大阪府内の“推し街”のおススメスポットを2人に案内するのが同番組の特徴。記念すべき第1回は、“生まれも育ちも堀江”“日本とアメリカのハーフ芸人”であるエナマキシマのグレン世紀(23)。そんな彼が地元一押しの店へと導いていく。

 特に印象的だったのは、オリジナルバーガーや自家製のクラフトコーラを味わえる店「ガクヤバーガー」のシーン。コーラの風味となる果物を選ぶ折、匂いで当てられるか濱田の鼻の鋭さを試す展開に。濱田が「スイカ」と答えると、「マンゴーやがな」とトキ。その後、「僕ね、慢性鼻炎なんですよ」と言い訳する濱田に独特の愛嬌を感じた。

 続く古着店への移動中、濱田が「ビックリしたわ。さっきのハンバーガー屋さんさ、俺大将の声普通に50代の人やと思って聞いてたけど、30代ぐらいの人」と男性店長の声質で年齢を想像していたあたりも興味深い。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神岡田監督の気になる進退 来季続投がスジだが…単純にそうはいかない複雑事情

  2. 2

    これも防災対策のひとつ? 「ソーラー充電器」は買っても秘密にしておけ

  3. 3

    加橋かつみさんが憧れたストーンズ「サティスファクション」はザ・タイガースの原点でもある

  4. 4

    TOBE人材難とNumber_i全米成功に疑問符…なぜジャニー喜多川氏の性加害が足かせなのか

  5. 5

    週刊誌2誌で評価は真っ二つ…悠仁さまがそれでも「東大に合格」できる仕組み

  1. 6

    Number_iに囁かれるキンプリ遺産の食い潰し…サマソニで持ち歌少なくデビュー曲を2回披露

  2. 7

    高野連を直撃「甲子園でリクエスト制度なぜ導入されず?」

  3. 8

    巨人・菅野智之の忸怩たる思いは晴れぬまま…復活した先にある「2年後の野望」 

  4. 9

    「ブラックモンブラン」竹下製菓が最大の危機に…事業拡大の矢先、右腕の夫と会長の父に先立たれ

  5. 10

    阪神岡田監督の去就を左右する親会社、後継者事情、健康問題、糟糠の妻・陽子夫人