フジ退社の渡邊渚はインスタでサブスク開始…フリーアナ「勝ち組・負け組」今どきの分岐点
特異なキャラクターを生かして活躍中の神田愛花
一方、2003年から在籍したNHKを12年に退局し、現在、特異なキャラクターを生かして活躍中の神田愛花(44)はレギュラーMCを務める「ぽかぽか」(フジ系、9月30日放送)で、NHK退局当時について「丸2年間悩んだんですけど、その間誰にも相談はしなかった」と明かした。その後は、元NHKのアナとは思えないとっぴでひょうきんなキャラクターでブレーク。新著「王道っていう道、どこに通ってますか?」(講談社)も話題となっている。
また、24日の同放送では、ゲスト出演したフジの三宅正治アナ(61)と伊藤利尋アナ(52)の“フリー転身した場合のギャラ”に話が及ぶと、「伊藤さんは、帯をされると思うので、3億くらい行くと思います。三宅さんは歌番組のMCなどをされると思うので、1億5000万」などと“ガチ予想”してみせ周囲を驚かせた。女子アナ評論家の松本京也氏はこう話す。
「“フリーアナ戦国時代”とよくいわれますが、ひと昔前にフリーアナに転身して成功を収めた女子アナといえば、NHKでは膳場貴子アナ、民放キー局では元フジの内田恭子アナや元TBSの田中みな実らの名前がよく挙がりました。しかし、退社当初は華々しく話題になっても、大半は何年かすると目立たない存在になってしまいます。起用する側も、話題性や旬の人気・知名度がほしいわけですから、淘汰されていくのは必然です」
そのギャラについてはこう続けた。
「よく収入が倍になったとか、数億円のギャラを稼いでいるといわれていましたが、昔ほんのひと握りがそうだっただけで、現在はギャラ単価も下がっているので、女子アナとしての局での生涯年収を得られる人はほとんどいないのではないでしょうか。ただ、ユーチューブなど配信媒体が増えたことで、フリーとして何かしら活動はできている、というのが現状でしょう」(松本氏)
確かに昨今は、芸能事務所に移籍してタレントになる例やベンチャー企業の広報になるなど、“辞めアナ”の転身先は広がっている。渡邊アナは、神田愛花のように思わぬブレークを果たすのか。いずれにせよ、局の庇護を離れて大海にこぎ出すことになる。
◇ ◇ ◇
元女子アナの中で八面六臂の活躍を見せる菊間千乃氏。フジテレビ退局後は弁護士として第2の人生を謳歌している。●関連記事【もっと読む】菊間千乃は元女子アナ勝ち組No.1! フジテレビ退社→弁護士→4社で社外取締役の波瀾万丈…では、現在は社外取締役としてもフル稼働する本人について伝えている。