ジャンポケ斉藤の「いじめ告白」に欠けていた“寄り添う”視点…性加害でいじめ被害者に風評被害も
元ジャングルポケットの斉藤慎二(41)が、ロケバス内で20代女性に性的行為をした不同意性交と不同意わいせつの疑いで警視庁に書類送検されたことで、いじめ被害者へ思わぬ余波が広がっている。
斉藤は2020年7月3日付の読売新聞の連載「STOP自殺 #しんどい君へ」の中で告白したいじめの体験談が反響を呼び、その後いじめなどで悩む読者のお悩み相談の連載を担当。22年6月には静岡市の学校で講演会を行うなど、いじめ被害者代表として、メッセージを発信し続けていた。
インタビュー記事では「給食をよそってもらえない」「姿勢が悪い」と彫刻刀で背中を刺され、「死ね」「生きている価値がない」などの暴言を浴びたと当時のいじめ被害を語り、担任の先生には「斉藤くんにも原因があるかもしれないね」言われたことなどを明かしている。
斉藤のいじめ被害告白に救われたという親子が続出し、斉藤を支持する人も一気に増えたが、今回の性加害の一件により、《いじめられた経験がある人って確実に人格歪むと思うんだよね》といった、いじめ被害者へのネガティブな偏見がネットで散見され始めている。いじめ被害者にとっては、風評被害以外の何物でもないだろう。