元「相棒」と明暗クッキリ…反町隆史「オクラ」の不発は“凸凹コンビではない”にあり

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「オクラ」のレビューを見ると、《脚本がひどい》《粗すぎる》《ベタな展開》なんていう書き込みが少なくない。それもあってか、《反町さんがかわいそう》なんて出演者に同情する声も。こと脚本に関しては、「相棒」シリーズは、これまで“生みの親”の輿水泰弘氏に始まって、「コンフィデンスマンJP」シリーズ(フジ系)の古沢良太氏など、それこそ何十人もの脚本家が関わってきている。

「お話が練りに練られているので、他の刑事ドラマとは一線を画している。だからこそ長寿番組になったわけですが、『オクラ』がイマイチ不発なのは、脚本のせいばかりとは思えません。ひとつあるのは、キャスティングの問題でしょう」と、番組制作会社プロデューサーはこう続ける。

「バディーものでは2人の違いを明確にするのが一般的。見た目で言えば身長が高い、低いといった体型とか、男女とか、性格的に大雑把か細かいかといった感じです。ありがちと言えばありがちですが、凸凹コンビにした方が視聴者もキャラを理解しやすくて見やすいし、ストーリーが入ってきやすいんです。『相棒23』なら理論派の右京さん(水谷)に、肉体派の亀山君(寺脇康文)と、それぞれキャラが際立っています。『オクラ』の反町さんと、ダブル主演の杉野遥亮さんは、キャラの性格も世代も違うんですけど、2人ともシュッとした細面のイケメンで、割と似通っている。2人ともいい役者さんですけど、見た目の凸凹感は薄い。コンビの組み合わせの問題ですよね」

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