小籔千豊がフジ「アマチュアナイト」で見せる独特の存在感 「音楽=お笑い」発想の背景に迫る
そもそも小籔は、吉本新喜劇の座員時代からお笑いコンビ・レイザーラモンの2人とのお笑いヒップホップユニット「ビッグポルノ」として活動し、2008年に音楽フェス「コヤブソニック」を立ち上げるなど、音楽好きな芸人として知られている。
2011年からは、独自の目線で世の中に斬り込むドキュメントバラエティー「BAZOOKA!!!」(BSスカパー!/2019年終了。2022年からABEMAで配信)でMCを担当。番組の人気企画「高校生RAP選手権」で言葉が出てこない高校生MCを見て、「これは芸人でやるべきや」と芸人同士のグダグダなMCバトルを最初に仕掛けた発起人でもある。
■世間の想像の少し上を狙う
その後、同番組のプロジェクトで結成された5人組バンド「ジェニーハイ」では、ドラマーとして参加し音楽番組にも出演。一方で、千原ジュニア、フットボールアワー、小籔の4人のYouTubeチャンネルから生まれたバンド「バレンシアガ」でも、解散と再結成を繰り返し話題になるなど、小籔のキャリアを語るうえで音楽は外せない。