母・辻希美の光る危機管理センス…希空が大手芸能プロ入りしなかった“七光り批判”回避以外の大人の事情
しかし、他の芸能事務所関係者は「"親の七光り"と言われたくない本人や両親の気持ちは分かりますが、そうしたキレイ事とは別に大人の事情があることも否めないでしょう」と指摘する。
■パワーバランスを気にしがちな芸能事務所の体質
「一つ目は、事務所側の都合。タレントを家族で引き受けるということにためらいがないはずはない。家族間の揉め事に巻き込まれるリスクもあるし、事務所の方針によって、長年一緒にやってきたはずの親子の信頼関係が揺らぐ恐れもありますからね。どうしても事務所は慎重になります。二つ目は、辻さんと杉浦さん共に所属しているのが、"大手"だということです。芸能事務所は昔からどこがイニシアチブを取るのかというパワーバランスを気にします。芸能人同士の結婚で揉めやすいのもこの点。どちらの事務所の立場を立てるかという問題で、当事者はもちろん周囲も困惑します。パワーバランスが明確であれば問題にもなりませんが、辻さんと杉浦さん夫妻の場合、どちらも大手で甲乙つけ難いということもあって結論を出し難い。だったら娘は全く関係のない独立した形で事務所に入る方がしがらみに巻き込まれずに潔いという判断をしたのではないでしょうか。賢明な判断だし、同時に両親の株も上がりましたね」