「紀州のドン・ファン事件」裁判で須藤早貴被告に一審無罪 検察は控訴しても勝てないこれだけの理由
検察側には“屈辱的”な判決だった。検察側は控訴したが、新たな決定的証拠を示せなければ、有罪を勝ち取るのは難しいと、私は見ている。
1審無罪になった須藤だが、すぐ“シャバ”には出てこられない。野崎とは別の男から留学費用などと偽って現金約3000万円をだまし取った詐欺罪で、懲役3年6月の判決を受け確定しているからだ。刑期から未決勾留日数を差し引いても来年11月までは出られないといわれている。
だが、晴れて無罪を勝ち取れば、13億円ともいわれる野崎の遺産の半分を受け取ることができるそうだ。
須藤が生まれたのは北海道札幌市。高校時代までは地味で“陰キャ”だったそうだが、市内の専門学校に行きだしてから変身したという。キャバクラでアルバイトをし、ブランドものに身を包んでススキノを闊歩(かっぽ)していたそうだ。その後上京してからは、高級デートクラブに所属しデリヘルで働きながら、インスタに「セレブのような生活ぶり」をアップしていた。
野崎と初めて会った時「モデルをしている」という彼女に、野崎は「会いに来てくれてありがとう」と、帯封付きの100万円を渡したそうだ。だが、須藤が法廷で明かしたところによると、「野崎は既に性的機能が衰えていて勃起しなかった」(文春)という。