著者のコラム一覧
てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。「芸能界」というビジネスは、いかにして始まったのか。貴重な証言を収録した「芸能界誕生」(新潮新書)。伝説の番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」を基に描く青春群像ノンフィクションノベル「史上最大の木曜日 クイズっ子たちの青春記」(双葉社)。2つの最新著が絶賛発売中!

インテリ2人と不良1人 シティボーズは3人でやってこなければ辞めていた

公開日: 更新日:

「俺は40年間、この2対1でずっとやられてるんだ」
 (大竹まこと/テレビ東京系「あちこちオードリー」3月5日放送)

  ◇  ◇  ◇

 いまでは個人の活動が多いシティボーイズだが、ひとたび3人で集まればその関係性はコントのよう。あるとき、ラジオ番組で斉木しげる(75)が、スーパーで売っているおいなりさんが3個入りと7個入りでは、後者の方がおいしいと言い出した。すると、大竹まこと(75)はそんなわけがないと反論し、やがて大ゲンカになったという。結局、つくっている会社が違うから味が違ったという話なのだが、斉木はそれを説明していなかった。

「俺は信じる派なんだよ。(大竹は)全部斉木の言うことを疑うんだよ」ときたろう(76))に言われ、大竹が苦々しく返した言葉を今週は取り上げたい。これに対し、斉木は泰然と「俺は意外と嘘は言わないのよ。ただ、間違ったことは言うかもしれない」と言った。

 そもそも3人は大学時代に入った劇団「俳優小劇場」の養成所で出会った。養成所のメンバーだった風間杜夫らと劇団「表現劇場」を結成。その中から先に風間が「蒲田行進曲」で大ブレーク。そこから3人に火がついた。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  2. 2

    母・辻希美の光る危機管理センス…希空が大手芸能プロ入りしなかった“七光り批判”回避以外の大人の事情

  3. 3

    J1に異変!2連覇の神戸が開幕から5戦未勝利「3つの元凶」…選手間にはフロント幹部への不信感も広がる

  4. 4

    「石破降ろし」加速へ…10万円商品券配布バレ、深夜の公邸会見で記者にネチネチ逆質問の完全墓穴

  5. 5

    キャバクラ通い朝乃山 厳罰招いたウソと大関復帰の可能性

  1. 6

    コシノジュンコそっくり? NHK朝ドラ「カーネーション」で演じた川崎亜沙美は岸和田で母に

  2. 7

    ナベプロが新たな柱に社運をかけた状況で、ジュリーの立場は息苦しく…

  3. 8

    大阪万博パビリオン建設は“24時間体制”に…元請けの「3月中には完成させろ!」で危惧される突貫工事の過酷労働

  4. 9

    公共施設へのスターバックス出店に相次ぐ疑問…愛知県津島市では激安賃料への批判も

  5. 10

    大阪万博まで1カ月で異常事態! リングの盛り土ボロボロ削れ浸水被害の恐れ…識者は台風や高潮を危惧