カトパンへの嫌味に物議…新井恵理那は承認欲求のカタマリか、悪役を演じる聖人か?

公開日: 更新日:
コクハク

2番組降板し、4月から“レギュラー番組ゼロ”

【「残念プロフェッショナル」の流儀】

 昨年3月、8年間出演して総合司会も務めていたテレビ朝日系の朝の情報番組『グッド!モーニング』を降板したフリーアナウンサー・新井恵理那。

 今年3月には、前身番組から数えて9年間もMCを務めたテレビ東京系のバラエティ番組『ナゼそこ?』、8年間レギュラー出演したTBS系のバラエティ番組『所さんお届けモノです!』も降板となり、この4月から“レギュラー番組ゼロ”になっていますが……。

 恋愛カウンセラー・恋愛コラムニストの堺屋大地さんは、彼女のことをどのように分析しているのでしょうか。

【関連記事】NHKの峰不二子・中川安奈のフリー転身で恐れる女子アナら。森香澄との「あざと女」対決で勝つのはどっち?

  ◇  ◇  ◇

新井恵理那(アナウンサー、35歳)

『ナゼそこ?』降板発表時の一悶着
 新井恵理那様と言えば『ナゼそこ?』降板発表時の一悶着が記憶に新しいところ。恵理那様の後任は同じくフリーアナウンサーである加藤綾子さん。そのためカトパンは自身のInstagramで『ナゼそこ?』MC就任を発表していました。

 しかし、それに対して恵理那様は、自身が降板を発表するInstagramの投稿にて、《お知らせさせていただく前に後任の方が発表されたので、もうご存知の方も多いかと思いますが》と、加藤さんへの嫌味たっぷりとも取れる発言をして、物議を醸したのです。

 ただ、加藤さんの名誉のためにお伝えしておくと、彼女が勝手にフライング発表したわけではなく、テレビ東京の公式発表の後に加藤さんは自身のMC就任を投稿していたので、非難されるいわれは一切ないでしょう。

 実は、番組降板における恵理那様の言動が物議を醸したのは今回だけではなく、2013年に日本テレビ系の『Oha!4 NEWS LIVE』を降板したとき、不満を爆発させていたことを後年になって語っていたのです。

 2020年に受けたインタビューで、『Oha!4』卒業時にスタッフから受け取った花束を、帰宅後に悔しさから床に投げつけたと告白。すぐに我に返って花束を拾ったそうですが、ポイントはその出来事をインタビューで喋っていたということでしょう。

降板番組への貢献度NO.1のプロフェッショナル

 恵理那様のこういった降板番組に対する言動は、恩を仇で返すように感じる人も少なくないでしょう。自己顕示欲や承認欲求が強いタイプと見られてしまい、特に同じ女性から嫌われそうです。

 ですから後足で砂をかける彼女は“降板番組と揉めるプロフェッショナル”。……と思ったかもしれませんが、違います。むしろ逆。

 恵理那様は“降板番組への貢献度NO.1のプロフェッショナル”なのです!!

『ナゼそこ?』や『Oha!4』に対して恵理那様が感じ悪い言動をしたことによって、ネットニュースなどで取り上げられ、その番組に注目が集まりました。

 実際、失礼ながら私(堺屋)は『ナゼそこ?』という番組自体を存じ上げていなかったのですが、今回の恵理那様の嫌味発言で認知することができましたし、カトパンがこの番組でテレビ復帰することも知り、興味を持ちました。

 私と同じように『ナゼそこ?』を知って観てみようかなと思った方々はほかにもいるはず。つまり、恵理那様の嫌味発言による広告宣伝効果が絶大だったということです。

『Oha!4』もしかりで、恵理那様が不満爆発のネガティブ発言をしたことで、降板してから何年も経った2020年に『Oha!4』が再注目されたわけです。

彼女があえて悪役になり汚名をかぶることで…

 恵理那様はあえて“自己顕示欲や承認欲求が強いイヤな女”を演じることで、お世話になった番組をより多くの人に知ってもらい、観てもらおうとしていたのではないでしょうか!?

 彼女がわざわざ悪役になりきって汚名をかぶることで、相対的にその降板番組のイメージはアップしたはず。あの性悪女がいなくなったので観てみようかなと思う人もいるかもしれませんし、“かわいそうなカトパン”を応援したいと新MCの姿を観たいと思う人もいるかもしれません。

 そう、恵理那様は自分のイメージダウンや好感度激減をいとわず、自分をクビにした番組にも献身的に尽くしている聖人だったのです。

(堺屋大地/コラムニスト・ライター・カウンセラー)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    周囲にバカにされても…アンガールズ山根が無理にテレビに出たがらない理由

  2. 2

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  3. 3

    中森明菜が16年ぶりライブ復活! “昭和最高の歌姫”がSNSに飛び交う「別人説」を一蹴する日

  4. 4

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  5. 5

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  1. 6

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  2. 7

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  3. 8

    のんが“改名騒動”以来11年ぶり民放ドラマ出演の背景…因縁の前事務所俳優とは共演NG懸念も

  4. 9

    「ダウンタウンDX」終了で消えゆく松本軍団…FUJIWARA藤本敏史は炎上中で"ガヤ芸人"の今後は

  5. 10

    田中圭が『悪者』で永野芽郁“二股不倫”騒動はおしまいか? 家族を裏切った重い代償

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    周囲にバカにされても…アンガールズ山根が無理にテレビに出たがらない理由

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  4. 4

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  5. 5

    田中圭が『悪者』で永野芽郁“二股不倫”騒動はおしまいか? 家族を裏切った重い代償

  1. 6

    のんが“改名騒動”以来11年ぶり民放ドラマ出演の背景…因縁の前事務所俳優とは共演NG懸念も

  2. 7

    ダウンタウン「サブスク配信」の打算と勝算……地上波テレビ“締め出し”からの逆転はあるか?

  3. 8

    1泊3000円! 新潟県燕市のゲーセン付き格安ホテル「公楽園」に息づく“昭和の遊び心”

  4. 9

    永野芽郁と橋本環奈…"元清純派"の2人でダメージが大きいのはどっち? 二股不倫とパワハラ&キス

  5. 10

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ