佳那晃子 電話もガスも止められた借金騒動
■1996年3月
昨年1月10日、くも膜下出血で倒れて病状が心配された佳那晃子。一時は脳死宣告を受けたものの、夫・源高志氏の看病のかいあって、両手両足を動かすまで復活し、この闘病生活の模様が昨年NHKドキュメンタリー「甲斐性なしと静かなる女優」として放送され話題となった(今月2日にも再放送)。
現在、57歳。ここに至るまで紆余曲折の人生でもあった。デビューは17歳。カンヌ国際映画祭で話題をさらった、浮世絵ポルノ映画「ザ・ウーマン」に続いて「四季・奈津子」「魔界転生」と次々と話題作に出演して注目の女優となった。
転機が訪れたのは90年2月。売れっ子放送作家の源氏と結婚する。源氏は「スター誕生!」「カックラキン大放送」(ともに日本テレビ系)を担当した売れっ子放送作家。2人は数年前から同居していたが、当時結婚していた源氏の離婚成立を待って、入籍した。挙式・披露宴はなく、まだ結婚は公表されなかった。
結婚したことがわかったのは入籍から1年半後の91年6月。佳那は「彼は一緒にいて全然わずらわしくない人」とコメントし、“第二の人生”のスタートとなった。