負債2億円超…劇場「浅草ロック座」はなぜ追い詰められた?
ロック座はストリップ劇場の中でも異色な存在だった。ほかの小屋では踊り子が客の面前で局部をご開帳するが、ロック座はショー仕立ての演出。わいせつ度が低かった。
「一種の芸術性を楽しむ客もいたけど、無修正AVに慣れた客には物足りなかったようです。おまけに草食系の男子が増えたため、ヌードを見るために出かける若者が減少。AV女優の踊り子は美人ばかりだけど、みんながキレイなので没個性になり、スター不在の興行に客が集まらなくなったのです」(風俗ライターの蛯名泰造氏)
こうしたジリ貧状態はロック座に限ったことではない。
「ストリップ業界は四苦八苦。次はどこが破産するか、全国のストリップ劇場が戦々恐々としている」(蛯名泰造氏)という。寂しい話だ。