6畳一間に居候 グレート義太夫も呆れたダンカンの“悪癖”
たけし軍団出身でミュージシャンでもあるグレート義太夫さん(57)。芸能界デビューの原点は初台のオンボロアパートだった――。
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たけし軍団に入って芸能界デビューしたのは27歳になる少し前の1985年。当時、殿は「オレたちひょうきん族」「スーパージョッキー」「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」などレギュラーだけで週8本あって軍団も大忙しでした。
住んでたのは初台にあった「ゆたか荘」って木造アパートの2階。ここは殿の個人事務所・北野企画で借りて、最初はダンカンさんが住まいにしてたんですよ。ところが、新宿駅から1キロちょいという足回りのよさもあって、殿の口癖は「とりあえず今晩はダンカンのところに泊めてやれ」。
新人はまずここで居候するのが定番で、板橋区に自宅がある僕も例外ではなかったわけです。そうはいっても、ミニキッチンこそ付いてましたが、6畳一間・風呂なし・トイレ共同。僕が入った時は押し入れをベッド代わりに、(柳)ユーレイ君(現・柳憂怜)がいまして、6畳に僕とダンカンさんが肩を寄せ合って寝てたんです。