3歳で父蒸発…アインシュタイン河井語るプレハブ小屋生活
今年1月、「第1回上方漫才協会大賞」で大賞を受賞した吉本興業期待の若手コンビ「アインシュタイン」。ツッコミ役の河井ゆずるさん(35)は母子家庭に育ち、苦労を重ねて芸人になった……。
「ちょっと買いモンに行ってくるわ」
こう言い残してオトンが行方不明になったんは僕が3歳、弟は1歳になるかならんぐらい。それ以来、ずっと母子家庭でオトンには1回も会うたことないんです。
大きなって聞いたら、オトンは夜の店とかいろいろ商売してて、オカンはスナックのママ。結婚したものの、オトンの女関係でよく揉めてたんで、半分追い出したようなもんらしいんです。
■パチンコで一攫千金を狙うも
離婚後、オカンは実家や親戚に頼らんかった。まずは子供の面倒見ながら、生活費も稼がないかん! ってことで、有り金ハタいて大阪・天神橋筋商店街で喫茶店、始めたんです。朝7時オープンで夜7時まで。席数は20ほど。オカンも頑張った思いますよ。でも、ブレンドコーヒーが1杯280円。ライバル店も多いから儲けなんて知れてます。いつも貧乏でピーピーしてました。