闇営業問題で“働き方改革”急務…吉本興業を襲う倒産の危機
吉本興業が創業以来の危機に瀕している。所属する漫才コンビ「スリムクラブ」と「2700」が指定暴力団「稲川会」の大幹部の誕生パーティーに参加して金銭を受け取っていたとして無期限謹慎処分に。すでにカラテカの入江慎也(42)の仲介による“闇営業”問題では「雨上がり決死隊」の宮迫博之(49)、「ロンドンブーツ1号2号」の田村亮(47)ら人気芸人11人の謹慎処分が発表されている。
相次ぐ不祥事を受け、吉本興業は反社会的勢力との決別を表明。今後も所属芸人らに対しコンプライアンス指導を徹底していくという。しかし、「そう簡単にことが収まるとは思えません」と言うのは、若手芸人らの面倒を長年にわたり見続けてきた放送作家だ。
「現在、吉本興業に所属する芸人は6000人以上もいる。そのなかでアルバイトをせず食べていけるのはほんの一握り。食べていけない芸人らは当然、バイト生活を余儀なくされるんです。しかし仕事の特性上、いつ仕事が入るかが分からないので、まともなバイトは出来ないんです」
その結果、芸人たちは、拘束がなく、現金でギャラが受け取れる闇営業に走るという。