吉本「搾取」の構造…闇営業に手を染める格安ギャラ配分

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 吉本興業11人、ワタナベエンターテインメント2人の計13人の芸人が謹慎処分となった“闇営業”問題。

 闇営業自体は、事務所を通さない仕事のことを指し、昔から存在していた。芸人自身もそれをネタにするケースもあり、それは所属事務所と芸人との契約上の問題に過ぎなかった。しかし、相手が「詐欺グループ」という反社会的集団だったことで問題は深刻化。

 しかし芸人サイドにも闇営業に手を出さざるを得ない事情があるという。お笑いプロダクション関係者はこう話す。

「通常、芸人と所属事務所のギャラの配分は<5:5>か<6:4>が普通。良心的なところだと<7:3>というところもあります。しかしながら、吉本の若手の場合、<1:9>といわれています。その分、吉本は舞台や番組に出るチャンスが多いんです。どこの事務所でも若手はほとんど食っていけませんから、昔から“職内”とか“直”と言われる闇営業はたくさんありました。ベテラン芸人のDさんは昔、お笑いの事務所を経営してたのですが、みんなあまりにも直をやって事務所が全然儲からないのでやめてしまいました。また花見シーズンになると、酒に酔った花見客グループに突撃して笑わせ、おひねりを荒稼ぎしているコンビ芸人もいますよ」

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