アレルギーで悩むなら古いカーペットやソファを捨てる

公開日: 更新日:

「何らかの抗体を持っている人を調べると、かなりの割合でチリダニに対する抗体も持っていました。花粉症の人を対象にした調査では、約8割にも上ったのです」

 スギやヒノキの花粉アレルギーなら、季節が限られる。ネコやイヌの毛のアレルギーなら、ネコやイヌを避ければいい。しかし家庭のどこにでもいるチリダニは、触れないのはほぼ不可能だ。結果、チリダニと日常的に接することで、何らかのアレルギー症状が出る。

 高岡氏の「ペストマネジメントラボ」では、医療機関などの紹介で、「ダニ相検査」というものを行っている。アレルギー疾患の患者の自宅に出向き、20カ所ほどのゴミを採取し、その中のダニの数を調べ、住環境の改善をアドバイスする。

「1グラムのゴミに10マイクログラム(10万分の1グラム)のダニアレルゲン物質があるとアレルギー症状が出ることが、国内外の研究で明らかになっています。検査でわかったダニが多い場所を改善するだけで、難治性のアトピー性皮膚炎の7割が改善したとの報告もあります」


■掃除や洗濯では根絶できない

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動