しっかりした眠りが心臓を守る 不足すると発症リスク上昇
過食が続けば、肥満を招いたり、糖尿病や高脂血症にもつながります。肥満、高血糖、高コレステロールは、いずれも代表的な心臓病の危険因子です。ひとつが誘因になっていくつも積み重なると、さらに心臓病の発症リスクがアップします。そうした側面からも、睡眠不足は心臓にとって大敵なのです。
夜になっても眠れない、十分な睡眠を確保できないという人は、睡眠を促してくれる“きっかけ”を探すといいでしょう。個人個人によって変わってきますが、たとえば、就寝前に自分が眠くなるようなアロマを利用したり、聞いていると眠くなる英会話のテープを流してもいい。そういった心身がリラックスできるような“きっかけ”を見つけたら、就寝のタイミングに合わせてそれを実践してみましょう。徐々に睡眠習慣が身につくはずです。
どうしても眠れない場合は、遠慮することなく担当医に相談してください。状態によっては、睡眠導入剤などの薬の処方が検討されるケースもあります。
心臓を守るためにも、睡眠を大切にしてください。