50代の6割が発症する白内障 術後のメガネ作りのポイント

公開日: 更新日:

 年を取ると気になる病気が「白内障」だ。50代で6割、60代で8割が白内障になるといわれ、年間140万件もの手術が行われている。最も身近といえる手術だけに、いつ自分が受けることになっても不思議はない。その際は、術後のメガネ作りに注意が必要だ。

 白内障は、カメラのレンズに当たる目の中の水晶体が白く濁り、視力に影響が出る病気だ。視力が落ちたり、物がかすんだり、光をまぶしく感じたりするようになり、放置しておくと失明する危険もある。

 現在、唯一の治療法は外科手術で、濁ってしまった水晶体を吸い出して、代わりに人工の眼内レンズを挿入する。眼内レンズにはいくつも種類があるが、多くは保険適用の「単焦点レンズ」が選択されている。文字通り焦点の合う距離が1カ所で、遠くに焦点を合わせたレンズを入れれば近くが見えにくくなり、近くに焦点を合わせたレンズを入れれば遠くが見えにくくなる。どちらに焦点を合わせるかはその人の生活パターンにもよるが、遠くに焦点を合わせる場合が多い。いずれにしても、手術後はどちらかの距離に焦点を合わせるための「メガネ」が必要になるケースがほとんどだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇