近視が世界中で猛烈増加中 進行を防ぐ唯一の生活法とは

公開日: 更新日:

「息抜きは部屋でテレビを見たり、ゲームをするくらい。塾があるから外遊びなんてとても無理」

 一日の大半を屋内で過ごす。これが今どきの子供たちの生活スタイルだ。親にとっては目が届くぶんだけ安心かもしれないが、その生活習慣が将来、問題になるかもしれない。失明につながる目の病気のリスクをアップさせかねないからだ。

 いま、世界中で「パンデミック(感染爆発)」並みの凄まじい勢いで「近視」が増加している。2015年、英科学雑誌「ネイチャー」に掲載された論文によれば、世界の全人口の3分の1(25億人)が20年までに近視になると推測されている。その原因について世界中の眼科専門医や科学者が研究を進めているが、慶応義塾大学医学部眼科学教室・近視研究チームは、「ある特定の波長の光」が影響していると指摘する。

 近視は小学生から高校生までの間に最も急激に進行する。これまでは大人になるとそれ以上は進まないとされてきたが、最近は大人になっても近視の進行が止まらない人が増えているという。同チームの代表者、鳥居秀成医師が言う。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇