ストレスによる唾液の変化で歯の黄ばみやくすみに拍車が

公開日: 更新日:

「このとき、気をつけなければならないのは同時に取ると歯を着色しやすい食べ物の存在です。炭酸飲料やアルコール、スポーツドリンク、シュウ酸が豊富なホウレンソウなどは歯の表面のエナメル質を溶かして脱灰して、荒れた歯の表面をつくります。そこは着色汚れがつきやすいのです」

 ちなみに歯に着色しやすい飲み物の代表はタンニンが多く含まれるコーヒーや紅茶、ワイン、緑茶など。食べ物ではカレーやチョコレートなどだ。

 しかし、こうした着色汚れは固着するまでに数日かかるため、毎日正しい歯磨きをしていれば、防ぐことができる。

 問題はストレスがかかった場合だ。

「人はストレスがかかると唾液の分泌量が3割程度減ることが、多くの研究で確認されています。唾液量が減ると口腔内が乾いて、細菌が増殖しやすくなります。しかもストレスで唾液の質もサラサラからネバネバに変わります。そうすると口腔内の洗浄・殺菌作用が大きく低下して、細菌の増殖に拍車がかかり、歯の表面に色素汚れが付着しやすくなるのです」

 歯の汚れから身を守るには着色汚れの原因となる飲食物を意識し、飲食後に特に歯をまめに磨くことは当然。気になる人は唾液腺マッサージやよく噛んで食べるなど、唾液量を増やす努力を加えることだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国分太一が社長「TOKIO-BA」に和牛巨額詐欺事件の跡地疑惑…東京ドーム2個分で廃墟化危機

  2. 2

    遠野なぎこさんか? 都内マンションで遺体見つかる 腐乱激しく身元確認のためDNA鑑定へ

  3. 3

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  4. 4

    ドジャース大谷翔平に「不正賭博騒動」飛び火の懸念…イッペイ事件から1年、米球界に再び衝撃走る

  5. 5

    “過労”のドジャース大谷翔平 ロバーツ監督に求められるのは「放任」ではなく「制止」

  1. 6

    酒豪は危険…遠野なぎこが医学教授に指摘された意外な病名

  2. 7

    今度は井ノ原快彦にジュニアへの“パワハラ疑惑”報道…旧ジャニタレが拭い切れないハラスメントイメージ

  3. 8

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  4. 9

    近年の夏は地獄…ベテランプロキャディーが教える“酷暑ゴルフ”の完全対策

  5. 10

    「かなり時代錯誤な」と発言したフジ渡辺和洋アナに「どの口が!」の声 コンパニオンと職場で“ゲス不倫”の過去